外観は、厳しい法的条件の下で景観にも配慮しながら、高層建築を実現するために勾配庇や庭園、あるいは木材、御影石、杉小幅板コンクリート打ち放し仕上、ボーダータイル等、多様な表現と材料を駆使してまとめました。
西の白虎は太陽の沈む西方を守る後門の守護神。
西の道を走り、睨みを利かせて邪気を遠ざけ、幸せを呼び込むとされています。
中国では虎は百獣の王と伝えられ、虎が500年生き抜くと霊力を得て白虎になるとされているので、白虎は特別な神と考えられています。
聚楽の彩と杉の色合い・風合いは、白虎をイメージしております。
青龍は、東の河川に住み、太陽の昇る東方を守ることから、金運を呼び込み商売繁盛をもたらすとされています。
「青」の原義は、青山(せいざん)・青林(せいりん)と植物で、本来は緑色を指しているとされており、五行思想によって青竜は木行と定められ、草木の生育に力を与える存在として扱われております。
フロントカウンターの腰壁と壁の色は青龍をイメージしております。
中国の神話で天を司る神様である霊獣「四神」と「麒麟」を合わせた「五神」をコンセプトにしています。
「四神」は、東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武とされており、方角を意味しています。
それぞれの四神をモチーフにした旅館銀閣の「フロント」の壁紙をお楽しみください。
滝で癒しの空間に。
水を司る龍神の中でも最高格の銀龍が、龍雲を伴って逆上がる瀧であってほしいと名づけられました。
この滝の岩肌は銀龍をイメージしていて、日本の伝統色から銀鼠色の割肌の御影石で組み上げております。
銀沙灘とは、銀閣寺の庭園の名前です。
銀閣寺境内に、向月台と銀沙灘と呼ばれる砂盛りがあり、白砂を段形に盛り上げた特徴的な模様の庭園を「銀沙灘」と呼びます。
銀閣寺の大きな見どころといえる銀沙灘は、月の光を反射させるために造られたとの説もあります。
当館のラウンジは、その銀沙灘をイメージしており、バーカウンターの腰壁とバックの壁紙の色合いは、夜の銀沙灘をイメージしております。
滝や館内を流れる水路の水音を聴きながら、ゆったりとお寛ぎいただけるスペースです。
ラウンジではドリンクなどの提供をしております。庭園を眺めながらごゆっくりお過ごし下さい。
その他ギャラリー
銀閣寺の正式名称は東山慈照寺といい、相国寺の塔頭寺院の一つで、この寺の観音殿を銀閣と呼びます。 銀閣寺の名の由来は江戸時代、金閣寺に対し、銀閣寺と称せられることとなったと言われております。 こちらの会議室は、その正式名称から由来しております。 銀閣の渋い落ち着いたイメージの色合いと風合いのものを選んでおります。 当館の会議室では、ワークショップやミーティングなどでもお使いいただけます。
有明とは、十五夜を過ぎて、月が空に残りながら夜が明けることを指します。
この部屋の壁紙は、有明の薄暗い空と月をイメージしたものを選んでおります。
当館の会議室では、面接やテレワークなどのビジネスシーンでもお使いいただけます。
紫雲とは、阿弥陀仏が乗って来迎する紫色の雲で、めでたいしるしとされています。 舞台正面や梁型のアクセント色は紫雲をイメージしております。 400名の収容、防音完備で演奏会なども可能です。 また、会場を3つに仕切ることができるので、人数に合わせてさまざまな宴席やレイアウトが可能です。 ご利用のお客様はお気軽にお問い合わせください。
スクリーンは前後に2台とプロジェクターもございます。
ハンド型ワイヤレスマイク・タイピン型ワイヤレスマイク・有線マイク・CDプレーヤー・ブルーレイプレーヤー・無線映像伝送機(Miracast、AirPlay、Chromecast)
東雲とは、闇から光へ移行する夜明け前に茜色に染まる東の空をいいます。 床の間や襖のアクセント色は、東雲をイメージしております。 丸テーブルでのカジュアルな宴席にも対応できます。 また、スクリーン・プロジェクター完備しております。 ご利用のお客様はお気軽にお問い合わせください。
向月庵とは、銀閣寺境内にある「向月台」という、高さ180cmもある円錐盛りから名付けられました。 こちらの茶席では茶会を催すことが可能です。ご利用のお客様はお気軽にお問い合わせください。
京都のシンボルである京都タワー、そして風情ある京都の街並みをパノラマでお楽しみいただけます。
開放感に溢れた空間にぜひ足をお運びください。
室町時代の能役者・能作者である世阿弥。その父である観阿弥の教えを祖述した『風姿花伝(ふうしかでん)』をコンセプトとした大浴場となっております。
壁やタイルなど、すべての浴室で異なる素材を使用しております。こちらは日替わりでお楽しみいただけます。
室町時代の能の大成者、世阿弥が著した能の理論書「風姿花伝」から、人の花とは何かを考える湯として名づけました。
もののあわれを知る心こそが花という思いで名づけました。人の名前としては「さやか」とも読めます。
世阿弥が晩年に著した能の理論書「花鏡」から、自らの姿を映し、自分を客観視する湯として名づけました。「初心忘るべからず」は「花鏡」にある世阿弥の言葉です。
移り気な心ではなく、自らの花を咲かせようとする心を考える湯として名づけました。
貸切風呂
内に秘めた美しさこそが美しいという世阿弥の言葉「秘すれば花」から名づけました。
貸切風呂のご利用につきましては、フロントまでお尋ねください。ご利用方法など詳しくご案内いたします。
各階にはそれぞれのテーマがあり、廊下の色や室名は、そのテーマに沿って設定されております。
また、すべての客室でコンセプトが異なります。
京都の歴史と風土、そして伝統的な和風デザインに遊び心を加えた館内をぜひお楽しみください。