3階と4階には、京都の地名を付けたお部屋が並んでおります。
部屋ごとに壁紙の色を変え、その地名を表すような雰囲気に設えております。
花街の華やかさと、
京都の歴史を表すベンガラ色のフロア
3階の壁の色は、京の花街の彩かを表すベンガラ色の和紙のイメージを表しております。
京都の代表的な観光地である祇園などに、歴史的な建物として残っている町屋の壁の色でもあります。花見小路通りなどで見ることができます。
気品あふれる京の町、
藍色のフロア
4階の壁の色は、京の町の気品を表す和紙の色をイメージしております。日本の伝統色である「藍色」は、手ぬぐいや暖簾などの藍染めなどに使われており、また多くの絵師が用いたことから、海外では「ジャパンブルー」とも言われています。
二十四節気とは、地球に届く太陽の光量に関わる暦で、春夏秋冬を6つに分け、
1年を二十四に等分し、それぞれにふさわしい名が付けられています。
さらに、二十四節気の各一気(約五日)ごとに初候・二候・三候と三等分し、
1年を七十二に分けたものを七十二候といいます。
それぞれの季節時点に応じた自然現象や、動植物の行動を短い言葉で表現し、
季節を短く区切ることで季節の移ろいを表します。
5~8階の各階のお部屋の名称は、二十四節季・七十二候の中から、
季節にまつわるものを集め、そのイメージの壁紙や雰囲気で設えております。
穏やかな日差しと桜が、
京の春をいっそう賑わす
春と言えば桜。京都には桜の名所がたくさんあり、いつも以上に観光客で賑わいます。廊下の壁紙の色は、春の眠気を誘う穏やかな陽だまりをイメージしております。
暖かな春の日差しや温もりを感じていただけるような、そんな色合いで設えたお部屋をご用意しております。
祇園囃子のコンチキチンが、
甲高く響く京の夏
冬は寒く、夏は暑い京都。廊下の壁紙の色は、うだるような夏の暑さをイメージした色となっております。
日本三大祭である祇園祭のころが、京都は暑さのピーク。そんな暑い京都を彩るお部屋をご用意いたしました。
季節の移ろいに色を添える、
紅葉を楽しむ京の秋
紅葉の季節になると、京都には多くの観光客が訪れます。廊下の壁紙は、秋の紅葉をイメージした色となっております。
夏の終わり~秋の夕暮れ。少しもの悲しいような、そんな季節の移ろいを表現したお部屋をご用意いたしました。
凛とした冬の京都で見つける、
色とりどりの花や鳥
京都の冬は、盆地のため厳寒です。廊下の壁紙は、冬の肌を刺す寒さと雪空をイメージしております。
寒さの中で見つける花や鳥は、いっそう色鮮やかに感じることでしょう。そんな冬の楽しみを感じていただけるようなお部屋に仕上げました。
特別フロアは、
雅で高貴な淡い紫に包まれたフロア
9階の3室のお部屋は、源氏物語より名を付けています。
フロアは平安貴族の世界をイメージし、高貴な淡い紫色の壁紙で整えました。
各部屋の壁紙の色は、「葵の間」には桔梗・「桐壺の間」には杜若・「若紫の間」は若紫の色を配置し、平安時代の色合わせ「襲の色目(かさねのいろめ)」を意識して設えております。