MIBU 壬生の間
こちらの部屋の床の間の間の壁紙は、壬生の名産の伝統京野菜「壬生菜」にちなんだ色合いと風合いのものを選んでいます。
壬生はかつて、「水生(みずぶ)」と書き表されており、これは湿地帯の意味を指しています。いたるところに水が湧き、家やお堂を建てるのに、基礎を築くのが大変だったようです。
また地名の名がついた壬生寺は、平安京の裏鬼門を守るお寺で、壬生狂言が興り、新選組ゆかりの地でもあり有名な観光名所でもあります。
京都の地名からその名が付いた「壬生菜」という京野菜があるのですが、壬生菜は水菜で、「京つけもの」の一品としてもよく知られております。京野菜の中でも認知度が高い野菜です。栄養価やシャキシャキとした食感は水菜と似ており、葉の部分が多くてヘラ状で切れ込みが無い形状から「丸葉水菜」とも呼ばれます。しっかりとした風味と、少しピリッとした辛味がおいしい野菜です。