YASAKA 八坂の間
こちらの部屋の床の間の壁紙は、八坂界隈の坂道に連なる京町家の屋並の瓦の色合いと風合いのものを選んでいます。
日本三大祭りの一つである京都の祇園祭は八坂神社の御祭礼。八坂神社が平安時代に国内に蔓延した疫病を鎮めようと祈念したのが起こりとされています。
八坂神社は京都の人々より「八坂さん」「祇園さん」の愛称で親しまれ、大みそかに八坂さんから「をけら火」と言われるご神火を貰ってきて、その火で正月の雑煮を焚き、一年の無病息災を祈るのが「をけら詣り」と呼ばれる伝統行事となっています。
八坂神社から四条大橋までの通りは八坂神社の門前町として、左右に土産物店、飲食店がひしめき合い、古くから京都で最も人出の多い地域の一つとして栄えています。
また、いわゆる「八坂の塔」は聖徳太子ゆかりの霊応山法観禅寺の五重の塔です。「八坂の塔」という名称が浸透しているため、「法観禅寺(法観寺)」の名前はあまり知られていないようです。この八坂の塔も京都で指折りの写真スポットです。