SAZANKA 山茶花の間
こちらの部屋の床の間の壁紙は、ピンク色の山茶花の花の色合いと風合いのものを選んでいます。
七十二候、立冬の初候「山茶始開(つばきはじめてひらく)」。つばきと読ませていますが、これは「山茶」が中国でツバキ科の総称であったためです。
サザンカはこの山茶花(さんさか)が訛った「茶山花(ささんか)」から名づけられていますが、元々は山に咲いていた日本原産種で、ツバキ科の中でもっとも早く咲き始めます。サザンカを見かけたら、冬の始まりですね。
「さざんか さざんか 咲いた道」。童謡「たきび」の歌詞にあるように生垣の定番となり、道を歩きながら見かけることが多いせいか、あまり珍しいとも思われない花ですが、年を越すまで次から次へと旺盛に咲き、冬の道を明るく灯してくれています。
京都の神泉苑も山茶花を楽しめるスポットの一つです。
ここは平安の時代から続く京都の庭園で、朱塗りの橋がよく知られています。橋と山茶花をバックに写真撮影なども良いですね。