SAGI 鷺の間
こちらの部屋の床の間の壁紙は、白鷺の羽色の色合いと風合いのものを選んでいます。
水辺でよく見かける白鷺は、神聖な神の使いであるとされ、縁起の良い鳥として大切にされてきました。
京都の中心を流れる賀茂川では、魚や水棲動物などの食べ物を求めて集まってくる白鷺がよく見られます。白鷺以外にもダイサギ、コサギ、アオサギなどが見られ、賀茂川が豊かな生態系を保っていることがよくわかります。
その立ち姿は非常に美しく、しばしば日本画の題材とされてきました。また、俳句では鷺は夏の季語とされており、京都でも夏の白鷺の涼やかな姿は、見るものの目を楽しませてくれています。
日本の古典芸能である能には、その名も「鷺」という演目があります。その舞台は現在も京都中京区に位置する天皇家ゆかりの庭園、神泉苑です。
神泉苑は庭園の池に龍が棲むと言われ、人気パワースポットとなっています。