SEIMEI 清明の間
こちらの部屋の床の間の壁は、清々しい明るさをイメージして日本の伝統色から花浅葱色の聚楽土としています。
「清明」とは二十四節季のひとつで、春分のあと穀雨までの間、万物が清々しく明るく生き生きとするころを言います。暦でいうと四月五日から四月二十日ごろを指します。
京都では八瀬の瑠璃光院がこのころに春の特別拝観を迎えます。瑠璃光院は秋の紅葉も有名ですが、この春の新緑も非常に人気があります。特に、黒い机に庭の新緑が映る幻想的ともいえる光景は訪れる多くの人々を魅了します。
また、その年の気候にもよりますが、京都八幡市の背割堤の桜をこの清明のころに見ることができます。この地の桜は京都で一、二を争う人気となっています。機会がございましたらぜひ訪れてみてください。