SUZAKU 朱雀の間
こちらの部屋の床の間の壁紙は、まさに朱雀色で手仕事の味わいと凛とした品格を合わせ持つものを選んでいます。
平安の昔の京都には朱雀大路と呼ばれる大通りがありました。
唐の長安の朱雀大街をモデルとして、幅70メートル以上あったとされており、都の中心を南北に走っていました。
中国の神話・伝説では天の四方を守る四神がいるとされており、北を玄武、東を青龍、西を白虎、そして南を朱雀が守っているといわれています。
その姿は形は鳥、色は火のような朱色として描かれることが多く、古代の美術品はもちろん、アニメ作品のキャラクターのモチーフとなることもあります。
陰陽道では、火のイメージからか、強さに結びつけて考えられており悪い運を払い幸運をもたらすとされています。
朱雀は、京都市南区にある城南宮を象徴しています。ぜひ「京の五社めぐり」(平安神宮・上賀茂神社・松尾大社・八坂神社・城南宮を巡って御朱印を集めるならわし)で城南宮を訪れてみてください。