KAWASEMI 翡翠の間
こちらの部屋の床の間の壁紙は、かわせみの翡翠色の色合いと風合いのものを選んでいます。
翡翠と書いて、「かわせみ」と読みます。翡翠は、その鮮やかな色から「飛ぶ宝石」や「渓流の宝石」と呼ばれています。この色は構造色といい、色素によるものではなく光の加減で青く見えています。また、翡翠色というのは日本の伝統色の一つで、青緑から黄緑にわたる幅広い緑色に用いられます。宝石にも翡翠がありますが、赤と緑の美しい色彩を持つカワセミが、同じく赤と緑を併せ持つミャンマー伝来のヒスイと似ていることから、その名前が付けられたと言われているのだそうです。
川沿いに生息しているイメージのあるカワセミですが、実は京都御苑でもその姿を見ることができます。
京都御苑ではカワセミだけでなく、野鳥の楽園と言われ、これまで百種類以上の野鳥が確認されています。機会がございましたらぜひお楽しみください。