HAKURO 白露の間
こちらの部屋の床の間の壁紙は、日に白く輝く露の色合いと風合いのものを選んでいます。
秋分の前、草木に朝露が宿りはじめる頃、降りた露は光で白い粒のように見え秋の気配が深まります。白露とは、露が降り、白く輝くように見える頃という意味です。
日中はまだ残暑が続いていますが、朝晩は冷えるようになり、朝露が降りる始める時期をあらわしています。 二十四節気では、白露の前は暑さがおさまる頃という意味の「処暑」、白露の次は昼夜の長さがほぼ同じになり、秋の夜長に向かう「秋分」となります。
白露の頃、秋の気配がいっそう色濃くなり、野の草に「しらつゆ」が宿りはじめます。しらつゆは日の光を浴び、白く光って見えます。ようやく残暑も落ち着き、朝夕の涼しさが心地よく感じられます。